2度目の手術
Junの1回目の手術は避妊手術。生後半年から1年の間に行いました。これが大変だったのです。全身麻酔のため前日の夜から餌・水はダメ。Junはわけがわからず食べ物欲しさに大暴れ。病院へ行く時間になっても捕まえられない。育ての母は爪でひっかかれケガ。
ネットを頭からかぶせやっと病院へ。手術は無事済んだものの、入院中先生をかんで、入院途中でお帰り下さいになってしまいました。
そして10年後、癌ができ、2度目の手術となってしまいました。
今日は2009年10月22日。
今から7か月前に丸くて、硬くて、表面に血がにじんでいるものを見つけました。
何だろうと思っているうちにだんだん大きくなってきたのですが、触ってもいたくないらしくニャンとも言いませんでした。
7月の終わりごろ、気になるので獣医さんのところに連れて行ったのですが、細胞検査をしてくださったのですが、判断がつきませんでした。
抗生物質がでたので飲ませましたが、吐きだしたりで半分も飲んでくれません。
とにかく元気、食欲ありでとても病気とは思えないのです。もう少し様子を見ようということになったのですが、そうこうしているうちに、歩いてもいける動物病院が開設しました。
中を見せていたいたのですがまるで人間の病院のようでした。
新しく開設した獣医さんのところに10月15日に行ってみました。
今度は細胞を取って検査に出してもらったのですが、22日の結果でグレーゾーンと言われてしまいました。「毛芽腫」の可能性が高く切り取って病理検査をした方がよいでしょうということなのです。
手術は10分ぐらい、手術前6時間はなにも食べさせないで下さい。日帰りです。
という説明でした。
その日は朝からJunは何も食べておらず、
1回目の手術のことが頭に浮かび、思わず今日お願いしますと言ってしまいました。
夜7時に迎えに行ったのですが、家に入るなり自分の出入口に突進。
1週間は外はだめといわれていたので閉めておいたのです。
そしたら階段をどたどたどたと駆け上る。
えー!痛くないの?
この元気じゃ、外に出たがり大変だー。
23日の朝、隙を狙って、Junは外へ出てしまいました。
爪を切られているのに、塀をよじ登り、お隣の庭へ。30分ほどで戻っては来たのですが、包帯代わりの服がなくなっていたのです。あわててさがしました。着てないと縫ってあるところを舐めてしまうのです。
ネコの舌って黴菌がいっぱいなんですよ。
でもこれから先が手術したネコになりました。何故か体を撫でてもらいたがりジーとしているのです。
痛くなってきたのか動かないのです。
2,3時間撫でてもらい毛布の中にもぐりこみ寝てしまいました。
今日はまだ何も食べていません。
ネコ缶を口のそばまで持って行ってあげました。
甘やかしと思いましたが今日だけね。
しっかり食べたので、まあ、大丈夫でしょう。術後、熱でも出てきたのかな?
今までが変だったんですよ。
夜中、水を飲みに起きたJunはMOHAさんの布団の中に入ってきました。
今までは布団に入って来る事なんかなかったのに、精神的におかしいのでしょうか?
体をピタッとくっつけ、腕枕をしてもらい、撫でて貰って朝まで寝ました。
24日、今日も起きて歩くことなく寝てばかり。いくらか頭を持ち上げたり、ご飯を食べる時だけ起き上がりました。
昨日は死んだように眠っていましたので、呼吸をしているかどうかおなかのあたりを見ることしばしばでした。
相変わらずべたべた甘え、撫でてもらいたがります。私が離れると行かないでとニャァと鳴くのです。
抱こうとすると鋭い声で鳴きます。
痛いのでしょう。
これでは外に出ることはないでしょうと思ったのは間違いでした。
包帯代わりの服は毛布の中でごそごそしているうちに脱げてしまうのです。
そこでMOHAさんはお腹の傷口にだけ当てられるようにと腹巻を縫いました。
よいか悪いかわかりませんがずれたのを直すには便利です。
25日、朝から外へ出てしまいました。
草を食べて草の上に座り込みボートしてました。
家に入ってからはまた、毛布の中にもぐりこみ夜まで寝てました。
まだまだ本調子ではありません。
26日今日は朝から雨。台風の影響とか。
Junちゃん目を覚ますと外に出たがる。
雨なので出られないよと網戸越しに外を見せると、毛布の中にもぐりこんでしまった。
傷がかゆくなってきたのか、腹巻の周りを舐めまわしています。傷を舐められては大変とMOHAさんは傷に周りを撫でました。気持ち良いのでしょう。
手を休めるともっととミャッと催促するのです。1時間ぐらいでやっと落ち着きました
今日は毛布の中からこんな顔してました。
27日、Junは今日は朝から外に出たがった。よいお天気です。
外は昨日の雨で濡れているので乾くまで待つことに。でも、待てないのです。
ダダダーと玄関から台所、2階の上り下り、ニャーニャーうるさくて、根負けして出したのが10時。
11時帰ってこない。12時まだ帰らない。
1時まだ帰らない。どうしよう!
もしかしたらお隣の庭?
見に行きました。いました。きれいな草(花かもしれない)の上で、横になっていました。
目と目が合ったらニャーと鳴きましたが、知らん顔して戻りました。
いるところが分かれば安心。MOHAさんは昼食。Junは2時ごろ帰ってきました。
帰ったぞーとばかりミャーミャーミャー。ストレス解消!!
28日、昨日の遊びで疲れたのか、
1日中眠りっぱなし。
今日は何も食べていないと気になり、ネコ缶を寝床の中に持って行ってあげました。
むっくり起き上がりペロペロ食べ始めたのです。人間で言ったら、ベッドで食事をしているようなもの。
なんて横着な事。
変な癖付けないようにしなくては。
きれいに食べました。
そしてまた寝てしまいました。
きっと疲れたのでしょう。
29日 病院へ抜糸と検査結果を聞きに行く日。
10時、昨日から眠りっぱなし。そのままゲージに入れて病院へ。ドアを開けて入った途端、先生にお母さん、切って良かったよといわれてしまいました。病名は基底細胞がん。
やっぱり。
転移する可能性はいくらかあるとのこと。
これから気をるけること
①身体特にリンパ節のところは念入りに撫でること。
②傷口付近はしこりがないか触って確かめること。
再発・転移の早期発見だそうです。
この先生飼い主をお母さん、お父さんと呼ぶのです。
30日、今日から腹巻を取っていつもの生活に戻しました。少し甘やかしすぎましたから癖になる前にと思ってです。
閉めていたJunの出入口を開けました。
出入り自由に。
傷もすっかりふさがり、刷られた周りもうっすらと毛が生えてきました。
31日ネコは夜行性です。戻りましたよ。すっかり夜行性に。
これから気を付けなければならないことをしっかりやって、もっともっと長生きしてもらわないとね。あんたの先輩の白ちゃんは20歳まで生きたんだよ。