ネコのしっぽ・肉球・爪

ネコのしっぽ

ネコのしっぽはとても大切な役目があります。

  感情を表します。

     嬉しい時にはゆっくり振ります。

     緊張したときにはしっぽの先だけピクピク動きます。

     飼い主に名前を呼ばれると大きく振ります。

     機嫌がよいとしっぽを立てます。歩く時も立てているときが多いです。

     威嚇したり、驚いたりするとしっぽは太くなります。

     怖い時は後ろ足の間に巻き込みます。

  ⧫バランスをとるのに必要です。

     雪の積もっているところ、狭いブロック塀の上も上手に歩きます。

     5番目の足としての役目があります。

 

感覚が一番強いところ

     ⧫しっぽは脊髄と直結しているので、痛みを一番感じる場所です。

     しっぽを引っ張ると、普段は優しいネコもとても嫌がり、飼い主を噛むこともあります。

 

 

ネコの肉球

肉球には、役目があります。 

    高いところから飛び降りても何ともないのは、ここが衝撃を吸収して緩和しているからです。

       前足の裏の真ん中の大きめの肉球の上の位置にある肉球を毛根球いいますが、この上に2,3本毛が

   生えています。これは歩行の時のセンサーの役割があるといわれています。

    唯一緊張すると汗をかくところです。

    ⧫足場の悪いところの滑り止めになり、音もなく忍びよれるのは、地面との密着度が高くなるためで

   す。

 

ネコの爪

    ネコの爪は前足に5本、後ろ足に4本あります。人間とは違って薄い爪が何枚も重なって

        います。

   爪をといだ後に、薄い爪の形をしたものが落ちていることがよくあります。爪をとぐことで、

   外側の古い爪をはがしていくのです。

 

     前足は獲物を抑える役目があるので、鋭くカーブして、カギ爪です。

      後ろ足はジャンプや着地の時体を支えたり、走るのに役立ちます。

   足場の悪いところで踏ん張ったりするので、爪はがっちりと太く、カーブも穏やかです。

 

    爪は指先にしまい込むことができますので、普段は出ていません。

   歩く時には隠し、木に登ったり獲物を獲る時には出します。