ネコのつく言葉

猫足

猫のように音を立てないで歩くこと。机や膳などの脚の下部が内側に

向いてまるく膨らんでいるが猫の足に似ている。

 猫石 板塀 などの土台と基礎の間に入れる石。
猫板 長火鉢の一端にわたした板。
猫いらず 殺鼠剤の商標名。
猫おろし 猫が物を食い残すこと、または食い残したもの。

猫掻き

わらで編んだむしろ。蹴鞠などの時に庭に敷く。
猫かぶり 本性を隠しておとなしいふりをしていること。
猫かわいがり 盲目的にかわいがること。ひたすらかわいがること。
猫儀義

ナマズ目、ギギ科の淡水魚。全長約10~12cm。天然記念物。

三重県・愛知県の中流域に分布。

猫草 おきな草の異名。
猫車 土砂などを運ぶ一輪の手押し車。
猫鮫

ネコザメ科の海魚。全長約1m。顔つきが猫に似ている。サザエなどを

噛みつぶして食べる。かまぼこの材料。

猫綱 強情で人の言葉に従わないこと。
猫面 猫の顔に似て短い顔の人。
猫四手 ウラジロカンバの俗名。カバノキ科。高山植物。
猫じゃらし 男帯の結び方。エノコログサの別名
猫頭巾 火事頭巾の一つ。紺木綿の刺し子。目だけがでるようにうしたものもある。
猫背 背が前方に丸く曲がり、首が前に出た状態。
猫だまし 相撲の奇襲戦法の一つ。立ち合いに相手の目の前で手をたたく。
猫っ毛 猫のように柔らかい頭髪。
猫なで声 猫を撫でたときのような優しく媚びを含んだような甘ったるい声。
猫舌 猫は熱いものを嫌うことから、熱いものを飲み食いできないこと。またはそういう人のこと。
ネコの額 猫の額が狭いことから、土地などがたいへん狭いことをたとえて使われる。
ネコの目 猫の目が明暗によって形が変わることから、次から次へ常に変化しやすいことのたとえとして使われる
猫ババ ババはフンのことで、猫が自分のフンに砂をかけ隠すことから、落し物を拾ってもそのまま自分のものにしてしまうことを言う。悪いことをしても知らん顔をする。
猫また 猫が年老いて尾が二つに分かれ、よく化けると言われているもの。化け猫は魔力をもち、人などに化けるといわれている猫。猫の化け物。
猫跨儀 魚の好きな猫でさえも跨いで通り越すぐらいまずい魚のこと。
猫目石 金緑石の一種。キャッツ・アイ
猫飯 ご飯に鰹節と味噌汁をかけたもの。ねこまんま
招き猫 座って片方の手をあげ、人を招く姿をした猫の置物。