ネコの鼻・ひげ・口


 ネコはなにかというと鼻を近づけ匂いを嗅ぎます。

 ネコの嗅覚はイヌより劣ると言われていますが人間の数万倍

 ~数十万倍もよいと言われています。

 

 ネコが匂いを嗅ぐ目的は、食べられない物であるかどうか

 とか、縄張りの確認です。

 冷蔵庫から出した食べ物を食べないのは、冷たいせいで

 あまり匂いがしないからです。我が家のJunが冷蔵庫に保管したネコ缶を食べないのはそのせいだとわかりました。

 

ネコが飼い主に身体をスリスリするのは、自分の匂いを飼い主につけるからです。

この匂いは人間には感じ取れないそうです。

外から帰ってきたとき、この匂いを嗅いで安心するのです。

 

健健なネコは起きているときは鼻が濡れています。

寝ているときは乾いています。

具合の悪いネコは起きていても鼻が乾いているときがあります。

が出たり、くしゃみをしたり、咳もします。人間と同じです。

 

ネコのひげ

  ネコにとってはひげは大変重要なものです。まるで第2の目の様です。

  動物が動く気配を感じる。

  風の方向を感知する。

  体の」バランスをとる。

  暗闇でも自分の周囲の危険物を感知する。

  ✦ひげの先にちょっと触れただけでも、障害物を認識する。

  ✦狭い通りでも、ひげにより通れるかどうか判断します。

 

ひげは触毛といわれる感覚器です。感覚細胞のかたまりで、大変に敏感な場所です。

ですから、ひげを抜いたり、切ったりしてはいけません。

 

ネコの口

  生まれたてのネコには人間の赤ちゃんと一緒で歯はありません。

  約2週間で歯が生え始め、約4週間でそろいます。

  全部で26本です。

  約4か月ぐらいから、永久歯になり始め約7か月でそろいます。上16本、下14本です。

  犬歯で獲物の息の根を止め、奥歯(ネコの奥歯はとがっている)で肉を食いちぎり飲み込みます。

  顎の筋肉は強力で、口は大きく開くことができます。

 

  ネコにも歯石はつきます。

  黄色っぽく、硬いものが歯の根につきます。

  柔らかい餌ばかり食べていると、歯石がつきやすく歯槽膿漏の原因にもなります。

 

  蚤がネコにつくには、ネコの吐く息(二酸化炭素)でネコだとわかるからです。

  蚤は畳・ほこり・土の中などにいますが、ネコが外を歩けば蚤もついてきます。